☆省エネルギー機器の導入や森林経営などの取り組みによる、CO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度のことです。

☆国内クレジット制度とオフセット・クレジット(J-VER)制度が発展的に統合した制度で、国により運営されています。

☆創出されたクレジットは、低酸素社会実行計画の目標達成やカーボンオフセットなど様々な用途に活用されます。

出典：Ｊ－クレジット制度ホームページ （https://japancredit.go.jp/）

「VER」は直訳すると「認証された(CO2の)排出削減量」です。
国家など、取り組み団体が自主的なルールに基づいて、審査・認証するモノで、「J-VER」は「Japan」の意味です。 

「VER」に関して調べていると「CER」というのも出てきますがこれらの違いは認証機関です。
「CER」は国連が審査・認証するものとなっています。

どちらもクレジットと呼ばれ、取引(売買)されますが、VER市場では国際的に統一されたレジストリが存在しないため、「CER」として取引されたクレジットが「VER」としてもクレジットになり得るなどの事例をチェックできないダブルカウンティングが問題点として残っています。 

☆ちなみに海外でのCO2を削減するための取り組み(プロジェクト)をCDM(クリーン開発メカニズム)といいます。
出典：Ｊ－クレジット制度ホームページ （https://japancredit.go.jp/）